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知ってた?福島県は自然公園数東北1位!

自然公園は都市公園とは違って、自然の風景地を利用して作られる公園です。福島県は国立公園3つ、国定公園1つ、県立公園10つあり、その数は自然豊かな東北でも1位!全国では7番目に多いんです。今回は福島県の自然公園をご紹介します。

 

 

(1)磐梯朝日国立公園
陸域では日本で2番目に大きな国立公園です。
その広さから福島、山形、新潟の3県にまたがっていますが、福島県では裏磐梯や吾妻連峰、猪苗代湖などが該当します。

 

(2)日光国立公園
日光と言えば東照宮のある栃木県のイメージが強いですが、実は栃木県・福島県・群馬県の3県にまたがっています。福島県では西郷村の甲子山や甲子温泉あたりになります。

 

(3)尾瀬国立公園
古くは日光国立公園の一部でしたが、2007年に国立公園に指定されました。日本最大の山岳湿地で福島県だと桧枝岐村と南会津町に玄関口があります。

 

(4)越後三山只見国定公園
2021年に只見柳津県立自然公園が編入し、2番目の広さをもつ国定公園となりました。JR只見線やJR磐越西線の車窓から景観を眺望できるとともに、列車の走行風景も重要な風景の一部となっています。

 

(5)霊山県立自然公園
県北東部の阿武隈高地に位置し、火山岩類からできた寄岩怪石がそそり立つ山が特徴。新緑やツツジが咲く5月下旬頃や10月中旬からの紅葉の時期が見頃です。

 

(6)霞ヶ城県立公園

二本松城跡を公園として整備していて、園内には2500本の桜があり、日本のさくら名所100選にも選ばれています。

秋には二本松の菊人形と併せ、紅葉のライトアップが実施されます。

 

(7)南湖県立自然公園
白河藩主松平定信が1801年に築造された日本最古と言われる公園です。「士民共楽」の理念から武士だけでなく庶民にも開かれた場所でした。

 

(8)奥久慈県立自然公園
中通り南部に位置し、久慈川流域から最南端は茨城県立自然公園と隣接しています。春になると矢祭山では約100本のソメイヨシノと約5万株のツヅジが山を彩ります。

 

(9)磐城海岸県立自然公園
いわき市久之浜から小名浜の三崎に至る海岸一帯の自然公園です。東北地方でもっとも温暖な場所ともいわれており、生育北限となっている暖地性植物も多くみられます。

画像提供:いわき観光まちづくりビューロー

 

(10)松川浦県立自然公園
相馬市の松川浦潟湖を中心とした自然公園です。古くは相馬藩の遊休所として栄え、現在は日本百景のひとつにも選ばれています。

 

(11)勿来県立自然公園
いわき市の小名浜から勿来に至る海岸一帯と四時川流域からなる自然公園です。景色もさることながら、奥羽三関のひとつ勿来の関などの史跡もあります。

画像提供:いわき観光まちづくりビューロー

 

(12)大川羽鳥県立自然公園
県内最大面積を誇る自然公園です。天栄村の羽鳥湖や下郷町の塔のへつり、中山風穴などがあります。

 

(13)阿武隈高原中部県立自然公園
田村市や小野町などの阿武隈高地中央部の山々や渓谷がある自然公園です。中でも大滝根山は阿武隈高地最高峰の山で太平洋を望むことができます。中腹には典型的なカルスト台地である仙台平があり、仙台平の西麓にある入水鍾乳洞、あぶくま洞の洞内には、無数の鍾乳石や石筍が幻想的な美しさを醸し出しています。

画像提供:田村市

 

(14)夏井川渓谷県立自然公園
磐越東線に沿って流れる夏井川本流周辺の自然公園です。初夏から秋にかけての景色が特に人気です。

画像提供:いわき観光まちづくりビューロー

 

このように福島県には素晴らしい自然環境や景観がたくさんあります。近年は環境に対する意識も高まってきていますが、風景地を見て遊んで楽しみながら、永く後世に引き継いでいきたいですね。

 

出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/